皆様こんにちは。
世界建築めぐり、今回はヨーロッパ編をお届けしていきます。
まずはチェコ・プラハ。中世の街並みが広がる、美しい眺めの街です。
プラハ歴史地区は町全体が世界遺産に指定されており、
11世紀~18世紀の各年代の様々な様式の建築が今でも残されています。
茶色の屋根がたくさん連なって、ヨーロッパらしい美しい景色を作り出しています。
チェコの隣、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城。
眠れる森の美女のお城のモデルになったとも言われています。
城内は撮影禁止だったので、外観の写真しかありませんが
内部は絵画やシャンデリアなどの装飾でとにかくキラキラでした。
というのもルートヴィヒ2世は中世の騎士物語へのあこがれが強く
それを実現させるためにこのお城を作ったと言われています。
王のやりたいことをとにかく詰め込んだそう。
竣工から150年にも満たない比較的新しいお城で、
ヨーロッパの昔ながらの石造りではなく、鉄筋コンクリートやモルタルで造られており
意匠性を優先したことが伺えます。
実は、お城の建築に費用をかけすぎたことが原因で、
ルートヴィヒ2世は王位を失ってしまったのです、、、
南下して、お次はイタリアへ。
皆様もご存じ、コロッセオです。
先ほどのお城とは違い、竣工から2000年もの月日が経っています。
石灰から作られたコンクリートを使っており、今のコンクリートの倍以上の強さがあるのだそう。
この建物自体の強度と、緻密な設計によって大きく崩れることなく今でも現存しているコロッセオ。
はるか昔にこれだけの建築物を造ったなんて想像できないですね。
最後はイギリスへ!
シックで重厚感のあるこの建物は、リバティ百貨店。
白い漆喰と黒い柱からなるチューダー様式と呼ばれる造りで、戦船を解体した木材でつくられています。
建物の真ん中に吹き抜けがあり、それを囲うように売り場が設けられています。
リバティの名の通り、花柄のファブリックやディスプレイが並んでいて
見ているだけで楽しい店内です。
百貨店ではありますが、木造なのでなんとなくほっこりする雰囲気。
ところどころ床がきしむのも歴史を感じられてよかったです。
今回は幅広い時代のヨーロッパの建築をご紹介いたしました。
特にお城はどんな思いを込めて作られたのか、歴史を知るとより興味深くなりますよね。
いつか機会があれば、ぜひ旅行で訪れてみてくださいね。
~おまけ~
ヨーロッパは物価が高いイメージですが、
チェコは比較的リーズナブル。
レストランでもビールは1杯100~200円程度、料理も500円ほどで楽しめます。
お酒好きの方にはおすすめの国ですよ♪